2.4節 5*f(2)型の攻略法
5*f(2)型は以下の2つの項の乗算式である。
固定項=5
変動項=3数字で2となるf(2)
数字5は0千~5千ページに存在し、6千~9千ページには存在しない。この為、5*f(2)型も0千~5千ページのみに存在する。
2.4.1 5*f(2)型の全数式
変動項の詳細を調べる為に、巻末<付録)に載せた「テンパズル数式の数式型別一覧(千ページ毎)」より5*f(2)型の全数式を千ページ別に纏める。
2.4.2 5*f(2)型の攻略法
上図を更に、変動項の数式型別に調べる。
1)加減型
加減型を数式別に整理する。 数式で表現する(1st、2nd、3rdとは第1位、2位、3位数字のこと)。
±(1st-2nd)±3rd=2 と 5*{(1+1)+0}
第1位数字と第2位数字の加算値(A)は1+1=2のみである。
第1位数字と第2位数字の減算値(B)が第3位数字の減数になる場合があることに注意すれば、この追及は容易である。
2)2数除算型
2数除算型を数式別に整理する。 一般化した数式で表現する。
±a/b±c=2
この攻略法は、整数となるa/bを見つけ、それとcとの加減算で2となるか?整数となるa/bを見落とさなければ、この追及は容易である。
3)2数乗算型
2数乗算型を数式別に整理する。 一般化した数式で表現する。
±a*b±c=2
この攻略法は、10以下となるa*bを見つけ、それとcとの加減算で2となるか?10以下となるa*bを見落とさなければ、この追及は容易である。
4)3数除算型
3数除算型を数式別に整理する。 これは2.8節で述べる3数除算型8+f(2)のf(2)と一部(下図中の注3又は図中の赤字注釈部)を除き同じである。 数式で表現する。
(a+b)/c=2 a b c は同一、等差数列
(a-b)/c=2 分子=4、6、8、 分母=2、3、4
c/(a+b)=2 分子=4、6、8、 分母=2、3、4
c/(a-b)=2 分子=4、6、8、 分母=2、3、4
c/(a/b)=2 分子=4、6 分母=2、3
c/(a*b)=2 分子=8(のみ) 分母=4=(2*2) のみ
以上より、5*f(2)型の攻略法を纏める。 f(2)の変動項が3数除算式の場合は多岐に渡るので以下の様に攻略した方が良いかもしれない。(但し、2数乗算の8+8/(2*2)は8/(2+2)より水平展開する。)
2.4.3 5*f(2)型が複数ある固有数字
以下に、5*f(2)型のテンパズル数式を複数持つ固有数字を纏める。
一つの固有数字に3ケの5*f(2)型数式が有ると考えて攻略を進めるしかない。
2.4.2と2.4.3を合わせて5*f(2)型の攻略法を纏める。
―――――――――――5*f(2)型の攻略法――――――――――――――――
5を除く残り3数字で2となる変動項f(2)は数式数が多いが、以下の変動項順に着実に進めるしかない。
1) 加減型
地道に±(1st±2nd)±3rd=2を追及する。複数数式の固有数字は無い。
2) 2数除算型
整数となる2数除算を全て見つけてc±a/b=2を追及する。
複数数式の固有数字は無い。
3) 2数乗算型
10以下の2数乗算を見つけて±a*b±c=2を追及する。
複数数式の固有数字は無い。
4) 3数除算型
ⅰ)3数字が同一か等差数列か?
ⅱ)分母になる2,3,4があり、それに対応した分子となる4,6,8が残り2数字の差で実現できるか?
ⅲ)分子となる4,6,8があり、それに対応した分母となる2,3,4が残り2数字の和,差,積,商で実現できるか?
4) 3数除算型(別法)
ⅰ)3数字の中から2数字を選び加算、減算、除算し、残り1数字との比が2又は1/2となるか?
ⅱ)2数字の組合せを変えてⅰ)の追及を3回繰り返す。
1)~4)進める過程で三つのテンパズル数式を持つ固有数字があるので三つ見つけた時点で追及を終了できる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<豆知識>:三つの同じ数字(aaa)からは2が生成され、「5aaa」、「8aaa」はテンパズル数式となる。
答えは巻末の<付録> 公式によるテンパズル攻略法の公式3参照
<豆知識>:三つの等差数字(abc) a=b-m、c=b+m)からは2が生成され「5abc」、「8abc」はテンパズル数式となる。
答えは巻末の<付録> 公式によるテンパズル攻略法の公式4参照
<豆知識>:公式4の「5abc」と「8abc」が同時に適用される固有数字が有るが、それは何か?
答えは巻末の<豆知識>の答え参照
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固定項=5
変動項=3数字で2となるf(2)
数字5は0千~5千ページに存在し、6千~9千ページには存在しない。この為、5*f(2)型も0千~5千ページのみに存在する。
2.4.1 5*f(2)型の全数式
変動項の詳細を調べる為に、巻末<付録)に載せた「テンパズル数式の数式型別一覧(千ページ毎)」より5*f(2)型の全数式を千ページ別に纏める。
2.4.2 5*f(2)型の攻略法
上図を更に、変動項の数式型別に調べる。
1)加減型
加減型を数式別に整理する。 数式で表現する(1st、2nd、3rdとは第1位、2位、3位数字のこと)。
±(1st-2nd)±3rd=2 と 5*{(1+1)+0}
第1位数字と第2位数字の加算値(A)は1+1=2のみである。
第1位数字と第2位数字の減算値(B)が第3位数字の減数になる場合があることに注意すれば、この追及は容易である。
2)2数除算型
2数除算型を数式別に整理する。 一般化した数式で表現する。
±a/b±c=2
この攻略法は、整数となるa/bを見つけ、それとcとの加減算で2となるか?整数となるa/bを見落とさなければ、この追及は容易である。
3)2数乗算型
2数乗算型を数式別に整理する。 一般化した数式で表現する。
±a*b±c=2
この攻略法は、10以下となるa*bを見つけ、それとcとの加減算で2となるか?10以下となるa*bを見落とさなければ、この追及は容易である。
4)3数除算型
3数除算型を数式別に整理する。 これは2.8節で述べる3数除算型8+f(2)のf(2)と一部(下図中の注3又は図中の赤字注釈部)を除き同じである。 数式で表現する。
(a+b)/c=2 a b c は同一、等差数列
(a-b)/c=2 分子=4、6、8、 分母=2、3、4
c/(a+b)=2 分子=4、6、8、 分母=2、3、4
c/(a-b)=2 分子=4、6、8、 分母=2、3、4
c/(a/b)=2 分子=4、6 分母=2、3
c/(a*b)=2 分子=8(のみ) 分母=4=(2*2) のみ
以上より、5*f(2)型の攻略法を纏める。 f(2)の変動項が3数除算式の場合は多岐に渡るので以下の様に攻略した方が良いかもしれない。(但し、2数乗算の8+8/(2*2)は8/(2+2)より水平展開する。)
2.4.3 5*f(2)型が複数ある固有数字
以下に、5*f(2)型のテンパズル数式を複数持つ固有数字を纏める。
一つの固有数字に3ケの5*f(2)型数式が有ると考えて攻略を進めるしかない。
2.4.2と2.4.3を合わせて5*f(2)型の攻略法を纏める。
―――――――――――5*f(2)型の攻略法――――――――――――――――
5を除く残り3数字で2となる変動項f(2)は数式数が多いが、以下の変動項順に着実に進めるしかない。
1) 加減型
地道に±(1st±2nd)±3rd=2を追及する。複数数式の固有数字は無い。
2) 2数除算型
整数となる2数除算を全て見つけてc±a/b=2を追及する。
複数数式の固有数字は無い。
3) 2数乗算型
10以下の2数乗算を見つけて±a*b±c=2を追及する。
複数数式の固有数字は無い。
4) 3数除算型
ⅰ)3数字が同一か等差数列か?
ⅱ)分母になる2,3,4があり、それに対応した分子となる4,6,8が残り2数字の差で実現できるか?
ⅲ)分子となる4,6,8があり、それに対応した分母となる2,3,4が残り2数字の和,差,積,商で実現できるか?
4) 3数除算型(別法)
ⅰ)3数字の中から2数字を選び加算、減算、除算し、残り1数字との比が2又は1/2となるか?
ⅱ)2数字の組合せを変えてⅰ)の追及を3回繰り返す。
1)~4)進める過程で三つのテンパズル数式を持つ固有数字があるので三つ見つけた時点で追及を終了できる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<豆知識>:三つの同じ数字(aaa)からは2が生成され、「5aaa」、「8aaa」はテンパズル数式となる。
答えは巻末の<付録> 公式によるテンパズル攻略法の公式3参照
<豆知識>:三つの等差数字(abc) a=b-m、c=b+m)からは2が生成され「5abc」、「8abc」はテンパズル数式となる。
答えは巻末の<付録> 公式によるテンパズル攻略法の公式4参照
<豆知識>:公式4の「5abc」と「8abc」が同時に適用される固有数字が有るが、それは何か?
答えは巻末の<豆知識>の答え参照
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