4.3 W1タイプの全数式洗い出し(その9)

ⅸ) W1-9演算式c÷(a-b)+d=10

 演算式の第1項c÷(a-b)が存在する範囲は、
    c÷(a-b)=10-d、
    0≦d≦9
 であるから
    1≦c÷(a-b)≦10 となる。
 (a-b)を1から9まで順次固定する。
  (a-b)=
   (1-0)、(2-1)、(3-2)~(9-8)
=1
   (2-0)、(3-1)、(4-2)~(9-7)=2
   (3-0、(4-1))、(5-2)~(9-6)=3
    
   (9-0)
=9

 c÷(a-b)が10を越えない整数になる様にcを選ぶ。その後、10に対する不足分をdで加算する。
画像

 W1-9演算式c÷(a-b)+d=10を満足する数式は161種ある。しかし、その4つの数字を右肩上がりに並べた固有四桁数字<abcd>は161種よりも少なくなる。それは、次図に示すように、一つの固有四桁数字に対して複数の数式が存在するものが有る為である。
画像


 W1-9演算式では複数の数式が存在する固有四桁数字群には3つのグループがある。

 一つ目のグループ(書換数式欄の左側)はW1-6演算式で述べた「減算触媒1の乗除作用」によるもので、W1-9の場合は除算で作用する。
 固有四桁数字<abcd>の減算触媒1に使われた2数字(a,b)と残りの2数字(c、d)には以下の関係がある。
  ①:c+d=10
  ②:a-b=1
 ‘四則で拾’となる数式は
    c÷(a-b)+d=c÷1+d=c+d=10
    c+d÷(a-b)=c+d÷1=c+d=10

 二つ目のグループ(書換数式欄の右側)の固有四桁数字<abcd>にはW1-8演算式と同じ「ある条件」が存在している。
 ある条件とは
  ①:<abcd>の3つの数字は  a=b+c
  ②:残りの1つの数字は      d=9
 ‘四則で拾’となる数式は以下の2式が出来る。
    c÷(a-b)+d=c÷c+9=1+9=10
    b÷(a-c)+d=b÷b+9=1+9=10
 二つの数式の内、どちらか一方は一つ目のグループ(「減算触媒1の乗除作用」によるもの)と同じ数式なので省略される。

 三つ目のグループ(数式欄で濃い黄色で塗りつぶされている)は他の2グループと共通性が無い数式である。

 上図より重複した固有四桁数字は58種あるので、W1-9演算式からは161-58=103種の固有四桁数字が発生する。

【補足】
 上記の「ある条件」が存在するグループの数式は、W1-8演算式の分子、分母が入れ替わったものであり、結果として同じ固有四桁数字が導かれる。言い換えると、一つの四桁数字から4つの数式が導き出されることになる。

 実はこの「ある条件」の ①:a=b+c は
     (b+c)÷a=1、a÷(b+c)=1
 と変換出来るので、以下の数式にも適用することが出来る。
 (b+c)÷a+9=a÷a+9=1+9=10・・イ
 a÷(b+c)+9=a÷a+9=1+9=10・・ロ
 このイ、ロの数式は既にw1-3の演算式(a+b)÷c+d=10w1-5の演算式c÷(a+b)+d=10より導き出されて、それぞれの数式一覧表に記されている。
 具体的に固有四桁数字<4599>を例にすると、
   本演算式W1-9では
     w1-9-145  4/(9-5)+9=10
     w1-9-151  5/(9-4)+9=10
   W1-8演算式では
     w1-8- 57  (9-5)/4+9=10
     w1-8- 67  (9-4)/5+9=10 
   W1-3演算式では
     w1-3- 96  (4+5)/9+9=10
   W1-5演算式では
     w1-5- 50  9/(4+5)+9=10
 となり、「ある条件」を持つ固有四桁数字からは6つの数式が導き出されることになる。 

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